【治療経過のご紹介 No.179】脊柱管狭窄で外科的手術を提案された患者様
カテゴリー:
患者様
60代 女性
2024年2月治療 治療から約12カ月以上経過
症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に脊柱管狭窄症を認めます。
治療前の経過・治療について
2022年夏頃、下肢の大腿の後ろに痛みが出現。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断。手術を提案されたが、前向きになれずに同意せず。
症状が出ない日々も続いていたが、ときどき痛みが再燃するようになる。
知人の紹介で、当院受診となる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 1 | 4 | 1 | 4 |
治療から1週間後 | 4 | 2 | 0 | 2 |
治療から1か月後 | 4 | 1 | 0 | 1 |
治療から3か月後 | 0 | 2 | 3 | 1 |
治療から6か月後 | 0 | 2 | 1 | 2 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、治療後翌日は腰も痛く足があがらない状態であったが3日目程度で痛みは無くなった。
1か月経過時、長時間の歩行や立っているときに大腿の裏が痛くなる。起床時に腰に痛みを感じる。
3か月経過時、下肢の痛みがしびれ症状に変わってきた。
6か月経過時、長時間歩くて痛みが出てしまう。治療前は家事をしているときに痛みが出ていたが今は症状が無くなったのは良かった。
今回の患者様は、脊柱管狭窄症の患者様でした。
強度の脊柱管狭窄症の患者様でした。
1年経過した今でも、日常生活は問題なく送れていますが、時折走ったりすると下肢に痛みがある状態でした。ただ、治療前に比べて痛みの出現は低下しておりご本人様も治療に対して満足しておりました。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長